リーグアンへのベッティングにおける長所と短所
リーグアンのベッティングには、次のような長所と短所があります。リーグの背景や特徴などを理解してベッティング戦略に役立てましょう。 長所
1.得点力の高さを生かしたベットが可能
リーグアンはPSGやマルセイユ、モナコなど攻撃力が高いクラブが多く、オーバー/アンダー(Over/Under)、両チーム得点(Both Teams to Score, BTTS)などを狙いやすい点がメリットです。特に得点が多く入ると予想される試合では、「オーバー3.5」「オーバー4.5」といった高オッズを積極的に狙っていくのもいいでしょう。また、上位チームがホームの試合では前半から攻撃的に試合を進めるケースが多いので、「ハーフタイムの勝敗予想・オーバー/アンダー」などへのベットもおすすめです。
2.実力が拮抗しており番狂わせを狙える
リーグアンはPSGが圧倒的な強さを見せていますが、中位・下位クラブに関しては実力差が小さく拮抗している状態です。したがって、劣勢と見られていた下位クラブが引き分けや勝利することが珍しくありません。その特徴を生かして、下位クラブのダブルチャンス(Double Chance)やハンディキャップ(Handicap)へのベットで期待値を高めることができます。
短所
3.PSGの試合はオッズが低くなりやすい
リーグアンではPSGが圧倒的に強いため、勝敗予想(1X2)のオッズが低くなりやすい点がデメリットです。下位クラブとの対戦では、PSG勝利のオッズが1.10~1.20程度になることもあり、予想が的中しても大きなリターンは望めません。そのため、高オッズを狙うためには「アジアンハンディキャップ」へのベットが必要ですが、初心者には難易度が高いでしょう。
4.中位クラブが不安定
リーグアンは、中位・下位クラブのパフォーマンスが試合ごとに大きく異なるため、予測が難しい点があります。パフォーマンスが不安定な主な理由は、守備に弱点を抱えているクラブが多い点と若手選手が多くパフォーマンスに波がある点です。したがって、事前に予想した試合展開から大きく外れるケースが少なくありません。
リーグアンへのベッティング方法
まず、信頼できるブックメーカーを選ぶことが重要です。リーグアンはPSGを中心とした試合の注目度が高く、多くのブックメーカーが様々なオプションを提供しています。ユーザー登録時に特典が付くことも多いため、自分に適したブックメーカーを選びましょう。
次に、ベッティングの種類を選ぶ際には、初心者には「1X2ベット(勝敗予想)」がおすすめです。この方法はシンプルで、ホーム勝利、引き分け、アウェイ勝利のいずれかを選択します。上級者には「オーバー/アンダーベット」や「ハンディキャップベット」がおすすめです。ゴール数が多くなる試合や接戦が予想される試合では、それに応じた戦略的なベットが有効です。
また、事前ベッティングとライブベッティングを使い分けることが重要です。事前ベッティングでは、選手のコンディションや試合前の情報をもとに慎重に分析を行えます。一方、リーグアンでは試合の展開が変わりやすい特徴があるため、試合中のライブベッティングでリアルタイムの状況を反映したベットを行うことで、より高い的中率を狙うことができます。
基本的なベッティングの種類
リーグアンのベッティングには、初心者から上級者まで楽しめる様々なオプションがあります。ここでは、基本的なベッティングの種類をご紹介します。
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1.勝敗予想:マネーラインベッティング(1X2)
1X2(ワンバイツー)は、試合の勝敗を予想する最もシンプルで基本的な賭け方です。「1」がホームの勝利、「X」が引き分け、「2」が引き分けを意味します。1X2はブックメーカーによって表記が異なり、日本語対応のブックメーカーでは「90分」「勝敗予想」、英語のブックメーカーでは「Full Time Result」「MoneyLine」などと表記されている場合がありますが、すべて同じ意味です。
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2.ダブルチャンス(Double Chance)
ダブルチャンスは、1X2の中から2つの結果を選んで予想する賭け方で、オッズは下がりますが的中率がアップします。サッカーの勝敗はホーム勝利・引き分け・アウェイ勝利の3種類がありますが、ダブルチャンスでは、この中の2つをカバーすることができるのです。たとえば、マルセイユ(1)、PSGが(2)とした場合の賭け方は以下になります。 - マルセイユの勝利、引き分けが「1X」 - PSGの勝利、引き分けが「2X」 - マルセイユまたはPSGの勝利が「1 2」 つまり、「ホーム勝利・引き分け」「アウェイ・引き分け」「ホーム・アウェイ」と2つの結果に賭けられるというわけです。 マルセイユはPSGより実力は劣るものの、ホームでは熱狂的なサポーターが独特な雰囲気を作るため、「勝てないまでも引き分けには持ち込めるかも」と予想した場合に、「1X」へのベッティングを検討するといった使い方ができます。
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3.アジアンハンディキャップ(Asian Handicap)
アジアンハンディキャップは、上位チームにマイナスハンディ、下位チームにプラスハンディをつけた2択の勝敗予想です。たとえば、PSGに「-1.5」のハンディキャップがついていたとします。この場合は、PSGが2点差以上で勝利すれば的中、1点差や引き分け・負けの場合は不的中になります。PSGの試合は「1X2」だとオッズが低くなりがちですが、アジアンハンディキャップを使うことで高オッズを狙うことが可能です。また、アジアンハンディキャップは複数のラインが提示されているので「-2.5」「-3.5」なども検討するといいでしょう。
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4.合計ゴール数:オーバー/アンダー(Over/Under)
オーバー/アンダーは、試合の合計得点数が設定ラインを上回る(Over)か下回る(Under)かを予想する賭け方です。設定ラインが「3.5」の試合では、3-1、4-0、2-2など合計得点数が3点以上の場合は「オーバー」が的中になります。1-0、1-1など合計得点数が2点以下の場合は「アンダー」が的中となります。オーバー/アンダーは、ライブベッティングでも賭けることができるので、試合の流れや退場者の有無などをチェックすると、さらに高オッズを狙うことが可能です。
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5..得点者予想(Goal Scorer)
得点者予想は、試合で得点する選手を予想する賭け方です。 ネイマール、バルコラ、デンベレなど得点が期待できる選手が出場している時には、積極的に狙っていくのもいいでしょう。得点者予想には、試合の中で得点を決める選手を予想する賭け方の他に、試合の1点目を決める選手を予想する「1st Scorer」、次の特典を決める選手を予想する「Next Scorer」などに賭けられるブックメーカーもあります。
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6.ハーフタイム/フルタイム(Half Time/Full Time)
ハーフタイム/フルタイムは、ハーフタイム時点での勝敗予想(1X2)、ハーフタイムとフルタイムの両方を予想する賭け方などがあります。PSGやモナコ、マルセイユなど攻撃力の高いチームがホームで格下チームと対戦する場合、フルタイムの1X2だとオッズが低いのですが、ハーフタイムやハーフタイム・フルタイムなら高オッズを狙えます。また、1X2だけでなく、前半の得点数(オーバー/アンダー)に賭けられるブックメーカーもあるので、それらの賭け方も狙っていくといいでしょう。
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7. その他のベッティングの種類
その他にもリーグアンでは、試合終了時の正確なスコアを予想する「正確なスコア(Correct Score)」、特定の時間帯でゴールが発生するかを予想する「タイムフレームベット(Time Frame Betting)」、両チーム得点(Both Teams to Score, BTTS)など様々な賭けが用意されています。
リーグアンでベットを行う際の重要な要素
リーグアンは攻撃力の高いチームが多い反面、中位・下位チームの対戦では番狂わせが起きやすいといった特徴があります。ここでは、それらの特徴を生かして高い的中率を狙うための重要な要素を紹介します。
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1.対戦チームのホーム・アウェイ成績を分析
リーグアンでは、他の欧州リーグと同様にホームアドバンテージが大きく働きます。チームごとのホーム・アウェイでの成績、得点、勝敗などに一定の傾向が見られないかを確認しましょう。たとえばPSGは毎シーズンホームでの勝率が80%以上に達することが珍しくありません。また、RCランスのホームスタジアムであるスタッド・フェリックス・ボラールは「要塞」と呼ばれ、熱狂的なサポーターとの相乗効果で相手チームに大きなプレッシャーを与えます。したがって、直近の成績が悪い時や上位チームとの対戦でも、安易に相手チームの勝利を予想するのは危険です。このように、ホームとアウェイでの成績を把握することで的中率アップの確率が高まります。
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2.チームの最近の調子・コンディション
チームの最近のコンディションも必ずチェックしておきましょう。直近5~6試合のパフォーマンス(勝敗、得点、失点など)を調べるだけでなく、欧州・国内カップ戦、代表戦を戦った後で中心選手が疲労や怪我などをしていないかを把握する必要があります。それに加えて、試合の重要性に関しても確認しておかなければいけません。チャンピオンズリーグ出場や残留を争う試合では、チームのモチベーションが結果に直結することがあります。また、シーズン中盤・終盤で順位が安定しているチームは集中力をかく傾向があるため、単純に現在の順位だけで勝敗予想を行うことは危険です。
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3.スター選手やキープレーヤーの状態
ネイマールやデンベレ(PSG)、イェデル(モナコ)、グリーンウッド(マルセイユ)など、スター選手やキープレーヤーの欠場・負傷情報は試合結果に大きく影響します。データサイトやSNSなどをチェックして、最新の情報を入手するようにしましょう。
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4.ライブベッティングを活用
リーグアンは、2012~2024年までの12シーズンで10回の優勝を果たしているPSGの1強状態となっていますが、その他のチームが対戦する試合については展開が予測しにくく、番狂わせがたびたび発生します。したがって、事前ベットではなくライブベッティングで試合の流れなどを確認してから賭けるのが効果的です。ライブベッティングでは、ボール支配率やシュート数などのデータをリアルタイムで分析して賭けを決めましょう。
リーグアン予想に関するヒント
得点力の高いチームが多いため、実力差のある対戦では、オッズが低くなる勝敗予想(1X2)よりもオーバー/アンダー(Over/Under)、合計コーナー数(Total Corners)へのベッティングがおすすめです。特に攻撃力が高いPSG、モナコ、マルセイユ、リールなど強豪クラブと下位クラブの対戦では、前半に大量得点が入るケースが多く、ハーフタイムの勝敗・得点・ハンディキャップなどでも高オッズを狙えます。
また、中位・下位チームに関しては実力が拮抗しており番狂わせが多い点が特徴です。したがって、対戦時の順位だけで力関係を判断するのではなく、直近5~6試合の成績やコンディション、ホーム・アウェイの成績、相性なども考慮する必要があります。
特に、下位チームがホームの場合には、ダブルチャンス(Double Chance)、プラスハンディなどを使うとリスクを抑えたベッティングが可能です。
知っていると役に立つ!?リーグアンの意外なトリビア
リーグアンには、これまでの実際のデータにもとづいたユニークな統計が存在します。最終的な判断に迷った際など、以下のトリビアが予想の参考になるかもしれません。
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1.PSGは毎シーズンホームの勝率が80%前後
PSGはリーグアンで圧倒的な力を見せつけているビッグクラブですが、リーグ戦でのホームの勝率が80%以上に達することが珍しくありません。ホームの試合では、相手を圧倒し大量得点で勝利することが多いので、勝敗予想(1X2)のオッズは低く魅力的なリターンは期待できないでしょう。したがって、高オッズを狙う場合は合計ゴール数(オーバー/アンダー)やハンディキャップの「-1.5~2.5」へのベットがおすすめです。
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2.PSGの「シーズン途中で失速ジンクス」
2012~2024年までの12シーズンで10回の優勝を果たしているPSGですが、シーズン途中(特に1月〜3月頃)に一時的にパフォーマンスが低下するケースが見られます。その理由は、チャンピオンズリーグなどの影響で主力選手の疲労やローテーションが必要になる点、冬の移籍市場や負傷者の増加によるチームの調整不足が原因です。ちなみに、2020-21シーズンには1月〜3月に勝ち点を取りこぼし、最終的にリールに優勝を奪われました。したがって、1~3月頃のリーグ戦でPSGにベットする場合は、チームのコンディションや主力選手の怪我・欠場などの情報を必ず確認するようにしましょう。
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3.マルセイユはホームの引き分けが少なく勝率が高い
リーグアンは熱狂的なサポーターが多い点が特徴ですが、オリンピックマルセイユも例外ではありません。2016-2021までマルセイユに所属していた元日本代表の酒井宏樹選手も「マルセイユサポーターの凄みは別格」と語っているほどです。マルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドロームでの試合は独特な雰囲気が漂い、相手チームに厳しいプレッシャーを与えます。そのため、マルセイユはホームでの引き分けが少なく勝率が高い点が特徴です。したがって、マルセイユのホームで上位クラブとの対戦では、後半に同点だった場合にライブベッティングで「マルセイユ勝利(1X2)」、合計ゴール数(オーバー/アンダー)に賭けるのが面白そうです。
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4.モナコの試合は高得点が期待できる
日本代表の南野拓実選手が所属しているASモナコは、攻撃力が高いチームとして知られています。1977-78シーズンには、リーグアンの最多得点記録となっている13-0という圧倒的勝利を収めており、現在もその伝統が引き継がれているようです。特にモナコのホーム試合では、前半から果敢にゴールを狙って得点するケースが多く、「ハーフタイム(1x2、合計ゴール数、ハンディキャップ、コーナーキック本数)」の期待値が高くなっています。
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5.スタッド・レンヌは雨の試合で期待値高め
北西部に位置するレンヌは、雨が多い地域であることから悪天候に慣れた選手が多いといわれてます。また、チームの戦術が安定した守備とカウンターを重視しているため、雨天での試合展開に対応しやすい点が特徴です。したがって、レンヌがホームで格上チームと対戦する試合で悪天候の場合、レンヌのダブルチャンス(Double Chance)へ賭けると思わず高配当を獲得できるかもしれません。
まとめ
リーグアンのベッティングでは、PSGやモナコ、マルセイユなど上位チームの攻撃力の高さを利用した賭け方が有効です。フルタイムでの勝敗予想(1X2)はオッズが低いので、ハーフタイム、合計ゴール数(オーバー/アンダー)、ハンディキャップなどを使って、できるだけ高いオッズを狙いましょう。
また、リーグアンではライブベッティングもおすすめの賭け方です。攻撃力の高いチームは、主力選手が個人記録を意識しており、得点差のついたゲームでも手を緩めずに試合終盤までゴールを狙うケースが目立ちます。
したがって、得点差がついて相手チームの動きが悪い状況なら、得点者予想(Next Scorer)、次の得点をするチーム(Next Goal)などを使って、短時間で利益を上げることが可能です。
中位・下位チームの対戦では、番狂わせ多いことを考慮して、下位チームのダブルチャンスやプラスハンディなども検討することをおすすめします。リーグアンの傾向やデータ分析を駆使して、スポーツベッティングを楽しみましょう。