試合の勝敗を分けるポイント

モイーズ監督は2025/26シーズンから新スタジアムでエヴァートンを率いる予定ですが、グディソン・パークに別れを告げる今季も、イングランド所謂「ビッグ6」相手の成績は芳しくありません。実際、モイーズ監督が最も多く対戦しているのがチェルシーで、これまで48回対戦し8勝13分27敗。アーセナル、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド以外では、12試合以上対戦したクラブの中で最も勝ち点平均が低い相手です。

30年近い監督キャリアで、異なるクラブや大会、選手でチェルシーと対戦してきたモイーズですが、こうしたジンクスが今節にも影響を及ぼすかもしれません。

エヴァートンが勝ち点を持ち帰るには、堅守とチェルシーの決定力不足がカギとなります。エンツォ・マレスカ率いるチェルシーは今季序盤10試合で27得点を挙げましたが、直近10試合では13得点と半減。主力のコール・パーマーも直近17試合で3ゴール3アシストにとどまっています。 

チェルシー vs エヴァートンの予想

チェルシーの得点力不足と、エヴァートンの直近10試合で13失点という堅実な守備を考えると、「2.5ゴール以下」のマーケットに注目する価値があります。

残念ながら、チェルシーは今節ニコラ・アネルカを起用できません（彼はプレミアリーグでエヴァートン相手に歴代4位タイの得点者）。しかし、ニコラス・ジャクソンのスタッツを見ると、得点者予想ベットは面白いかもしれません。今季リーグ戦9得点ながら、PKを除いた期待値（npxG）は12.1。プレミアリーグ通算でも実際の得点が期待値より9点下回っています。

一方、エヴァートンのジャック・ハリソンは今季xGに対して最も得点が伸びていない選手であり、チーム全体でも今季は本来なら9点多く決めていたはずというデータもあります。

ベッティング・アドバイス

チェルシーの成績やパフォーマンスは波があり、27の大手ブックメーカーでも勝敗予想はほぼ五分五分となっています。つまり、非常に難しい一戦です。

とはいえ、シーズン終盤に入り、多くのクラブが目標を失い始める時期。選手たちにも「金曜午後の職場ムード」のような緩みが出やすくなります。そうした中で、bet365の「チェルシー勝利（オッズ3/5）」は魅力的です。

なお、ベットを行う際は必ず利用規約を確認し、最良のオッズを選び、無理のない範囲で楽しんでください。